「ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?」フィリップ・フック 著(フィルムアート社)
画商は、コレクターが買う作品にどれほどの影響力を持ち、その結果、その同時代の人々の趣味にどれぐらい影響を与えているのだろうか?
画商は、画家が実際に描くものに対して、どれほどの影響を及ぼしているのだろうか?
あるアーティストやある運動をプロモートすることにおいて、美術史、とりわけ近現代の美術史は画商たちによってどれぐらい左右されてきたのだろうか?
ベストセラー「西洋美術史」が示すように、ビジネスエリートの間では美術ブームが起きているといます。
表がわだけでなく裏の事情を知ることで、教科書には載らない人間くさい美術の世界が見えてきます。
ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?
サザビーズの競売人(オークショニア)が案内する、美術史と美術品の価値に影響を与えたユニークでずる賢い画商列伝
数量でははかることが難しく、美や質や稀少性といった概念によって左右される美術品の価値。
画商が売りこんでいるもの、それは漠然とした、はかり知れない、だが無限の値打ちをもったもの。
すなわち芸術家の天賦の才能である。
美術の世界でこれまで顧みられることのなかった画商という存在。
美術品を売ることに対して自身の想像力と創意工夫と、
そして説得力の限りを捧げた一群の魅力的な男たち(そして女たち)が登場!!
美術史に新たな角度から光を投げかける画期的な作品!!
オークション会社サザビーズのディレクター、フィリップ・フックが
今度は「画商」について語る!!
フィリップ・フック フィルムアート社 2018-08-25