「騎士団長殺し」村上春樹 著(新潮社)
結構な数の予約があった村上春樹さんの新作「騎士団長殺し」。この本は「協定品」に指定されているため発売日まで公開はできません。予約分と店頭販売分は当日店頭に並べる予定です。すでに予約された方の傾向を見ると、上下巻そろって注文いただいた方がほとんどです。客層も年齢性別まんべんないところが"国民作家"と称されるゆえんでしょうか。書店として気になるのが今後の入荷予測なのだそうです。ベストセラーはほとんどといっていいほど大手書店に配本が集中するので、中小書店の追加注文に応えきれないケースもあります。書店の顔が利く出版社であれば多少の融通は利きますが、殺到する注文がさばききれるか若干自信がありません。
加えて今回はほとんど番宣に近いような特集番組も放送される予定で、春一番級の春樹旋風が吹き荒れそうです。
明日のNHKクローズアップ現代+は、#村上春樹を取り上げて下さるようです。じつは版元にいても何が起きているのかよくわかっていないので、楽しみです。『#騎士団長殺し』発売まであと2日。
— 新潮社出版部文芸 (@Shincho_Bungei) 2017年2月22日
https://t.co/KpWoemD8vG
クローズアップ現代「いきなり130万部!?村上春樹新作フィーバー」
村上春樹氏の本格長編が7年ぶりに発売。待ちきれないファン=ハルキストたちはまだ見ぬ作品内容を予想し合って大盛り上がり、“村上春樹現象”とも呼ぶべきフィーバーが今回も起こっています。特徴的なのは「アンチ」の人たちも一緒になって盛り上がること。独特の文体をコピーしたパロディ作品がSNS上にあふれ、ちょっとしたお祭り状態。他の作家では見られないファンとアンチの共同作業…一体これって何なの?深層に迫ります!