「私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました」犬山紙子 著(平凡社)
「子ども欲しいけど、実際どうなの?」人気コラムニストが
育児体験者の話を聞いて考える、「出産・育児」のリアル。
保活、育児分担、二人目問題…母親の本音炸裂!
育児体験記は山のように出版されていて、当事者の悲喜劇は類型化されているようでいて、されていないのが人気の秘密なのでしょう。棚差しするとき「ママテン」を並べようかと思ったという書店員の気持ちは良くわかります。
気になるのは、育児周辺の切実な話題が世代を超えて広がらないことです。子育て中の女性制作者を、その上司に当たる女性管理職が"あの程度のことで"という目線で見ていたことを思い出します。同性は同性に対して厳しい。同性の苦境を改善しようという気持ちは、どうやら年齢とともに消え去っているような気がしてなりません。
私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の?どうしよう?をとことん考えてみました
- 作者: 犬山紙子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2017/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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