本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

巨大倒産

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「巨大倒産」有森隆 著(さくら舎) 

絶頂から奈落へ、優良大企業はなぜ潰れたか!

そごう、ミサワホーム佐世保重工業、安宅産業、セゾングループ、シャープ、三光汽船大昭和製紙、タカタ。いずれも一世を風靡した「絶対潰れない会社」のはずであったが、倒産、解体へと追い込まれた。一時代を築いた社長たちは、どこで道を誤ったのか。成功への道はそれぞれ異なるが、奈落の底に落ちる軌跡は、いつの世も変わらない。巨大倒産9ケースから読み取る「失敗する社長の本質」!

さくら舎は、講談社少年マガジン編集長者だった古屋信吾取締役が、出版不況の2011年12月にスタートした出版社です。 

http://www.jpic.or.jp/event/syoudankai/docs/47sakurasya.pdf

同社の特徴は、書店に送りつけられてくる新刊本のFAXの文面が熱いこと。

余白を無駄なく使ったセールストークは、つい手に取って読みたくなるほどの情熱が込められている気がします。 

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経営者の過ちをほじくり出したこの本は、正直放送関係者には遠い本です。

しかし、放送局には事務部門の人たちも働いていて、経営に関わる中堅幹部が手に取る姿を見かけます。