「ふつうの女性がカフェを開いて10年続ける方法」飯森麻純*1」 著（彩図社）
自分のカフェを開く。そんな夢を持っている女性は多いのではないでしょうか。
本書は、その夢を実現し、失敗を繰り返しながらも、現在も営業を続けるカフェオーナー本人が書きつづったものです。
激戦区・原宿でお店を開き、10年以上続けてきた体験から得られるノウハウは、全国どの地域でも活用できます。
また、いわゆる「開業マニュアル」にとどまらない、「続けること」について参考になるお話もたくさん詰まっています。
「ずっとカフェをやりたくて」「カフェオーナーに憧れていて」という方はぜひお手に取ってみてください。
働き方改革の大きなうねりの中で、会社勤めの道ではなく、独立起業・フリーランスを選ぶ人は増えています。その流れを後押しするかのように、書店の自己啓発コーナー周辺に目立つのが開業の道を選んだ人たちの著書です。
本書は原宿にカフェを開いた人の開業譚。自分の信じた道を歩む人は応援したくなります。
原宿 サンドイッチ／ベーグル／デリ カフェマスミヤ cafe masumiya
開業に成功した人の覚え書きは、後に続く人にとっては大切なヒントになりますが、胸に止めておきたいのは、全ての人が成功できる保障はないということです。
うまくいく事例の背景には、本人の努力もありますが、運やタイミングというものも大きいということを忘れてはなりません。好きなことを中心に欲張らない。慎重にスタートして徐々に大きくする。などありふれたことを地道にこなすことはいうまでもないようです。
*1:原宿の裏通りに「cafe masumiya（カフェ マスミヤ）経営者
