「ananの噓」酒井順子 著(マガジンハウス)
an・anにダマされて、女は大人になる。創刊から45年。アンアン2000号までを振り返る!巻末スペシャル対談:江原啓之さんと語る、「アンアンの嘘」のホント。
2016年4月13日(水)発売号で女性ライフスタイル誌『an・an』は通巻2000号を迎えました。こうした記念号は振り返り企画で埋め尽くされます。記念号の内容もそれでした。しかし、多少の浮沈はありながらも高度成長からバブル、そして現代と46年間にわたって発行されてきた雑誌の重みは十分に伝わってきました。
雑誌の創刊から2000号までの道のりを、酒井順子さんが1年半にわたってたどったエッセイ。日本女性の生き方の変遷や、女性誌の歴史を読み解くキーワードは「嘘」という視点は同性でなければなかなか書けるものではありません。
それにしても地下鉄・表参道駅で展示された46年分の表紙は壮観な眺めです。