川代紗生さん(24)は、福岡市にある書店の店長。店のブログの人気ライターとしても活躍している。そんな彼女がこの冬挑んだのは小説を書くこと。その理由とは?
4月25日に放送されたNHKのドキュメンタリー番組は書店員が主役でした。
人生デザイン U-29「書店店長・ライター」の舞台は福岡市の天狼院書店です。天狼院書店は天狼院秘本で知られる個性的な書店です。
一般の書店なら書棚が並ぶスペースが、座って本が読める広い空間になっています。
福岡のこの店は、池袋に本店を持つ天狼院が出店したもの。店主の三浦崇典さんは書店員から独立して店を持った立志伝中の人物として書店員の間で知られています。
三浦さんにとって、書店とはただ漫然と本を売るのではなく、情報としての本を提供する場が理想なのだそうです。談話室のような空間を作ったり、書籍のテーマに合わせた講習会を開いたりと様々な試みを続けています。
試みの一つが「部活動」。
例えば写真関連の本を特集する場合は、写真のノウハウを持つ講師による講習会を企画します。
プロのカメラマンが直接聞きの操作方法を教えることで、読者が理解を深めるという仕組みです。人と人が直接触れ合うことで活字に書いてあること以上の交流が深まることから、書店の高感度も高まるといいます。
番組では福岡店店長の川代紗生さんの仕事に密着しながら、新しい形の書店のあり方を伝えていました。「モノよりコト」が価値を持つ時代のちょっとスローな仕事のあり方に、憧れを感じました。
川代紗生@福岡天狼院(@kawashirosaki)さん | Twitter
お金を払ってでも働きたい場所・天狼院書店について《川代ノート》 - 天狼院書店