番組づくりを支える力は人にものを伝える情熱です。
情熱の沸点が低い人、つまり世の中の動きに感度の高い人ほど、フリーとなって自立する傾向が強い仕事ともいえます。
少し前までは独立しても生計を立てるのはなかなか難しい時代もありました。非正規雇用が当たり前となった今、スキルを売り物に自分の力で情報発信の道を目指す人も増えています。
自己啓発本の中でも注目を集める分野が自宅起業をテーマとした本です。
「ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ」佐藤伝 著(学研マーケティング)
会社を辞めなくても、貯金がなくても始められる!「自分らしい自宅起業」で、お金と自由を手に入れる方法。
「ひとりビジネス」すなわち、自宅起業について書かれた本です。スキルがなくても広い人脈を使ってセミナーを開いたり、セミナーの広告を打ったりと成功している事例をもとに、自分という「売り物=商品」の作り方をまとめています。
注目するのは筆者が提唱する「行動習慣」の改善策です。
「問題解決9マス・ノート」*1はなかなかおもしろい提案です。方形の枠の内側に9つのマス目をくぎり、真ん中に日付を置いてその周辺の8マスに目標を描きます。その目標をテーマに日記を書くというだけのものですが、筋トレを続けるような意思が必要です。
また、起業を支える経理作業についても、「経理は午前中に片付ける」など具体的に描かれています。章立てがシンプルなので1時間ほどで読み切れる内容です。
筆者の「みんなにひとりビジネスを通して、やりがいや豊かさを手にしてほしい、みんなに成功してほしい」という思いが感動的です。
*1:自宅で学べる「行動習慣ナビゲーター認定講座(Dream Navigator®)」は、超・人気講座