猫の人気がいよいよ本物です。入り口そばの趣味の本コーナーがペット写真本に占領されてしまいました。
棚ざし面陳でいいとこどりしているのは「世界の美しい猫」ダーリーン・アーデン&ニック・メイズ 著(グラフィック社)ペルシャ、ブリティッシュ・ショートヘアーなど、人気品種から珍しい品種まで、麗しいポートレートとともに特徴や分布など生息データを紹介する貴重な写真資料集です。その横「魅惑の黒猫 知られざる歴史とエピソード」ナタリー・セメニーク 著(グラフィック社)善と悪の評価が共存してきた黒猫、それだけ独特な魅力があるのでしょう。
その一段下に並ぶのは「世界の美しい猫101」(パイインターナショナル)
表紙のアビシニアンに惹かれて買いました。中身の写真も綺麗ですよ。猫種別の特長などは、余り細かく書いて無いので、種別の性格等を知りたい方には向いてません。
入荷するとすぐに売れる時期がありました。今はなぜか落ち着いています。
きれいな猫もいればそうでない猫を愛する人もいるようで「ぶるにゃん」カルリ・ダビッドソン 著(日経ナショナルジオグラフィック社)は視点のおもしろさで突き抜けています。
「絶対に笑ってしまう」なんてどこかで似たようなコピーを聴いたようなキモしますがページをめくると笑いたくなります。
「こんな顔は見たことない! 」
ペット写真家兼アニマルトレーナーの著者だからこそ撮れた、猫たちの無防備な姿、すなわち一心不乱に全身をぶるぶるさせている瞬間をとらえた癒し系の写真集。
スタジオで自由に遊ばせたり、体を洗ったり、専門家によるツメや耳のお手入れをするなかで、自然にぶるぶるっとする一瞬を待って、撮影した写真です。
ちょっとシュールな写真集ですが、シリーズ25万部の大ヒット写真集がついに日本上陸! というコピーがついているので嘘ではないのでしょう。
少し味を占めた書店員は変な方向に手を出しています。サメやウサギは写真集自体が希少価値があるので当たれば大きいのだそうですが、皮算用でしょう。