「シリーズ発達障害 自分の“苦手”とどうつきあう?」朝イチで5月から定期的に「発達障害」についての特集を放送しています。したがって読者から関連本の問い合わせも増えています。
身体障害と違って発達障害は「見えにくい」障害のため、周囲から何かと誤解されがちです。当事者の声をしっかり伝えることで、少しでも誤解を減らしたい。それがシリーズの目的です。シリーズ発達障害 自分の“苦手”とどうつきあう?|NHKあさイチ
24日の番組では、「初めての場所へ迷わずに行く」のが苦手なタレントの栗原類さん、「片づけ」が大の苦手でコンプレックスを抱えてきた女性、発達障害の息子の偏食に悩んできた母親の姿が紹介それ大きな反響を呼びました。
・公共の場所での会話で相手の声が聞こえない
・テレビの音量を大きくしないと聞こえない。
・ベージュの背景でもまだ眩しい
・感覚過敏からくる偏食で食べられないものがある
・片付けられない
当事者の話に耳を傾けると相手の立場に立ってものを見ることの難しさを感じさせられます。書店ができることを踏まえ、店頭で開催中の「イーストプレス社のフェア」の中で東田直樹さんの新刊を前面に出して売ることにしました。
「跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること」東田直樹 著(イースト・プレス)
僕は、二十二歳の自閉症者です。人と会話することができません。
僕の口から出る言葉は、奇声や雄叫び、意味のないひとりごとです。
普段しているこだわり行動や跳びはねる姿からは、僕がこんな文章を書くとは、誰にも想像できないでしょう。――(本文より)
4月2日~8日は発達障害啓発週間です。
発達障害とはなにか
「発達障害」とは「自閉症」「アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害」「学習障害」「注意欠陥多動性障害」「その他これに類する脳機能障害」であってその症状が通常低年齢において発現するもの(発達障害者支援法における定義 第二条より)と定義されています。(発達障害者支援法)