精米改良剤入りご飯は「洗剤を食べているようなもの」!?とは驚きです。いったい「精米改良剤」は何なのかしらべてみました。
検索上位に厚労省の記事があります。ソースとしてはいちばん信頼性がある資料です。タイトルは
「精米改良剤」と称した食品添加物を使用した米の表示について
とあります。
今般、古米が割れにくくなる、精米後の米が白くなり光沢が増す等の理由によりプロピレングリコール等を含んだ「精米改良剤」と称するものを精米時に使用しているにもかかわらず、これらの食品添加物に関する表示をせず販売が行われている事例があるとの情報を得ました。
食安監発第1206004号 平成16年12月6日
厚労省が名指しした「プロピレングリコール」とはなんでしょうか。
「精米改良剤とは、『液体プラスチック』とも呼ばれ、プロピレングリコールという石油精製によって作られる化学薬品が主体になった添加剤」という記事を発見しました。
食品衛生法では加工助剤と言って、食品加工の際に添加される成分の効果が加工後の食品に及ばないものという位置付けであるため、これを使用している食品メーカーは「加工助剤」であるから、食品添加物としての表示義務はない」と主張しています。
ですから、精米改良剤使用と表示されたおにぎりや弁当ないので、知らない方が多いのではないでしょうか。
精米改良剤プロピレングリコールは、石油を精製して得られたプロピレンに高圧をかけて液体プラスチックのようにした物質で、使用量の上限が0.6%までなら食品に使うことが認められており、精米改良剤として使っても違法ではなく、使用すれば表示義務はあるが、日本炊飯協会は精米改良剤の使用を否定していると言う。精米業者が黙って使用している場合でも、加工業者が気付かないという事も考えられます。
流通から加工までの流れの中で、表示義務のあるところと不要なところがあることから、使っても表示されないことが起こりうることがわかります。
消費者にとっては「聞いてないよ」といったところでしょう。気になることがあります。このプロピレングリコールはアマゾンでも購入できるのです。
私が米飯提供業を始めると仮定して、プロピレングリコールの使用について答えられるかどうかまったく自信ありません。
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